この記事を読んでいるあなたは
- テストステロンが少ないとEDの原因になるのか知りたい。
- テストステロン量を増やす方法を知りたい。
- テストステロンとは何か?減少する原因が知りたい。
上記のように考えているかもしれません。
この記事ではそんなあなたに
「EDの原因、テストステロンとEDの関連性や増やす方法」
までお伝えしていきます。
EDとは
EDとは、勃起不全・勃起障害のことを指し、性行為する際に十分な勃起に至らない・勃起状態が維持できないことをいいます。
EDには性的興奮が起こるもの勃起に至らない人や、勃起したとしても充分な硬さがない人、そもそも性的興奮が起きない人など症状は人によって様々です。
EDの原因
EDの原因は大きく三つに分けられます。
神経が原因
通常、性的な刺激を受けると脳から信号が送られ、勃起に至りますが、このやり取りを体の中で伝達する重要な役割が神経です。
ですが、病気や障害などでダメージを受けると、信号が陰茎に送られず、勃起不全になることがあります。
血管が原因
勃起には、大量の血液が海綿体に流れ込み、血液を満たす必要があります。
「糖尿病」や「脂質異常症」といった、生活習慣病などで血流の流れが妨げられたり、滞ってしまうと、勃起に必要な血液が海綿体へ十分に行き渡らなくなり、勃起不全になります。
心理的な原因
日常的に積み重ねられたストレスや過去のトラウマが引き金となる場合もあります。
神経や血流の時とは違い、比較的若い男性でも心理的な勃起不全を発症します。
心の問題なので、原因の特定に時間がかかったり、治療にも時間がかかったりする場合も多い原因です。
テストステロンとは
テストステロンとは、男性ホルモンの一種で男性における主要な性ホルモンです。
主に睾丸(精巣)や副腎で生成されますが、女性でも腎臓から少量分泌されてます。
ここでは、テストステロンの働きやEDとの関連性を紹介します。
テストステロンの働き
テストステロンには、下記のような重要な役割があります。
- 男性器の成長や性欲を起こさせる
- 筋肉、骨格の成長を促す
- 体脂肪を減らす
- 集中力や決断力をあげる
テストステロンは、見た目だけでなく、内面的な男性らしさも作り出し、男性らしさを司るホルモンといっても過言ではありません。
より男性らしい逞しい身体を作り上げるため、ストレス処理の能力をあげて大切な判断を下すため、健康的に過ごすためにも、テストステロンは多い方が良いとされています。
EDとの関係
テストステロンの減少は、EDの原因であるとは言い切れません。
ですが、テストステロンは勃起する機能を正常に維持するために、必要なホルモンであるとされ、体内のテストステロンが少ない状態が続くと勃起の度合や持続力は低下してしまいます。
また、テストステロンが少なくなることで、精神症状が不安定になり、日常的なストレスに過敏になってしまうと、心理的なEDにつながってしまう可能性があります。
その結果、性への欲求心や性的な刺激による興奮が起きにくい身体となり、性に消極的な姿勢を取ってしまいます。
減少する原因
テストステロンが減少する原因を紹介していきます。
加齢
テストステロンは、加齢に伴い体内での分泌量が減少する傾向があります。
個人差はありますが、一般的に10~20代をピークに徐々に分泌量は低下していき、40代で急激な低下が見られる場合も少なくありません。
テストステロンが低下すると、男性の更年期障害(LOH症候群)になりやすく、肉体的にも、精神的にも、様々な症状が出やすくなります。
自覚症状も重要な指標となりますので、心当たりがある時は病院やクリニックへ相談してください。
過剰なストレス
日本人の男性は、EDを有する割合が世界的にも多いとされています。
仕事でのストレスや不規則な睡眠、複雑な人間関係などにより、精神的な負担が高いことが原因になりやすく、テストステロンが年齢に関係なく減少しやすいためです。
テストステロンが減少してしまう原因は、テストステロンが作られる材料である「DHEA」を作り出す副腎の疲弊にあります。
ストレスが溜まるとストレスに対抗すべく、副腎からコルチゾールというホルモンが分泌され、副腎はストレスによって常に稼働し続けている状態になります。
副腎はコルチゾール分泌に追われ疲弊していくと、DHEAを分泌しにくくなり、体内のテストステロン量は減少していきます。
そのため、身体のホルモンバランスが崩れ続け、事態はますます悪くなるのです。
テストステロンが増えるとEDは治るのか
EDの原因は様々ありますが、テストステロンが低下している方に対して、体内のテストステロン量が増加させることはEDの改善につながる治療法と言えます。
ですが、EDの原因は1つであるとは限らず、複雑に絡み合っている場合もあるので、その時は効果が得にくい場合もあります。
また、朝立ちの有無は、体内に十分なテストステロンの有無に関わるバロメーターになります。
2週間のうちで1回も朝立ちがない場合は、テストステロン低下によるEDの可能性があるので、医療機関を受診するようにしてください。
テストステロンを増やすには
テストステロンを増やす方法は様々あります。
内服薬や注射などでテストステロンを補う方法や普段の生活習慣を少し変えてみることでテストステロンの分泌量は大きく変わってきます。
一朝一夕とまではいきませんが、継続することで効果が期待できます。
テストステロン補充法
不足している男性ホルモンを注射、内服薬や塗り薬で補充する方法です。
一般的には注射での補充法が多く、足りないテストステロンを効率よく補充できるため、EDやテストステロン低下による様々な症状の改善が期待できます。
注射によるテストステロンの補充療法は、定期的に病院やクリニックで補充します。
数か月に渡って、継続して補充していくことで、勃起力の改善が期待でき、心身共に男性らしい身体を取り戻せるでしょう。
ですが、テストステロン製剤の注射は、前立腺がんを引き起こすリスクがあります。
そのため、前立腺がん発生の可能性がないか必ず検査してからテストステロン補充治療がされますし、継続しての治療の時は検査を欠かさずにします。
筋トレ
筋トレで刺激を受けると、体内ではテストステロンが分泌されるようになります。
ですが、長時間のトレーニングを高頻度でやってしまうと、逆にテストステロンの分泌を妨げ、抑制してしまいます。
疲労回復をせずにトレーニングを続けることも同様で、オーバーワークアウトはコルチゾールを分泌しやすい体内環境を作ってしまうため、逆効果です。
テストステロン増加には、定期的な頻度で長期間に渡ってトレーニングを重ねることが重要となっています。
週4回の頻度で1時間程度のトレーニングすることで、テストステロンの量が維持されます。
また、脂肪には男性ホルモンを抑制させるプロラクチンというホルモンの分泌に関わっているため、筋トレで脂肪を減らすと、テストステロン増加の効果がより期待できます。
タンパク質を取る
テストステロンや筋肉を増やすためには、食事で良質なタンパク質を取るように心がけるようにしてください。
タンパク質が含まれる食材は、下記のようなものがあります。
- たまご
- 肉類、魚類
- ニンニク、玉ねぎ、ニラ
- 大豆製品
- 乳製品
日ごろから高タンパクな食材を摂取する意識を持って、食事をとりたいところですが、食事に取り入れるのが難しい方にはプロテインがおすすめです。
タンパク質が不足して体内が飢餓状態に陥ると、テストステロンの分泌を抑制するようになるので、なるべく食べるようにしましょう。
亜鉛やマグネシウムを適度に摂取
EDの改善には、「ミネラル」が有効ですが、その中でも男性に欠かせない成分としては、「亜鉛」と「マグネシウム」が大変有名です。
亜鉛は、ED改善だけでなく、精子の生産促進、薄毛対策、アンチエイジングにも効果があります。
ビタミンCと摂取すると、効率よく体内へ吸収されるため、亜鉛を取る時はビタミンCを同時に取るようにしましょう。
また、マグネシウム適切に摂取することで、テストステロンの分泌を促す上では重要です。
まとめ
以上、「EDの原因や男性ホルモン(テストステロン)の関連性・増やす方法」についてお伝えしていきました。
必ずしも改善するとは言い切れませんが、テストステロンの量によってEDの改善が期待できるのは確かです。
もしEDが原因で性行為に消極的であったり、パートナーとの営みに不安を感じているのであれば、テストステロンが増えるよう生活習慣を改めてみることをおすすめします。